倖田來未、大塚愛、浜崎あゆみ、中島美嘉、安室奈美恵、倉木麻衣、中島みゆき、竹内まりや、aiko、島谷ひとみ、矢井田瞳などなどキラリと光る個性の持ち主である女性アーティストたちのアルバムや貴重な映像を紹介しています。
みんな去ってしまった
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人気ランキング : 5,545位
定価 : ¥ 2,835
販売元 : ヤマハミュージックコミュニケーションズ
発売日 : 2001-03-28 |
70年代の東映映画のような場末感が最高にかっこいい一枚。
キーワードは「旅」「雨」「夜」。
どれも+のテーマではないけれど、曲調やアレンジの瑞々しさに救われて全体として重くならず、晴れやかな印象がある。ロードムービーのような流れるような展開。
M1、M4は、ちあきなおみもカバーしている。
このアルバムは詞を楽しむ人には面白いでしょう。演奏が寂しいので夜中に静かに聴いて下さい。
重厚な曲を好むひとには向いていません。
演歌っぽい前奏もあり、若いひとには受けないかも知れません。
しかし、私は好きです。
みゆきさんの30枚以上のCDを聞きながら考えてみた。
CDの特徴を客観的に評価できるものはないだろうか?
曲の演奏時間に注目すると、面白いものが見えてきた。
2〜3分;短編、 4〜5分;中篇、 6〜7分;長編、 8分以上;超長編と分けると、CDごとにはっきり特徴が出ている。
「わたしの声が聞こえますか」「みんな去ってしまった」は短編集が主である。曲数も12曲と多い。
声と詞を楽しむアルバムである。
みゆきさんの特徴の物語性のある曲は次の「あ・り・が・と・う」から始まる。
中篇が中心のCDは、メロディーを楽しむアルバム、長編の入っているCDは少し癖のあるアルバムかもしれない。長編の曲の意味がわからない人は軽率な批評をするべきではないだろう。6分以上の曲はじっくり聞くべし、
そのアルバムの意味が解る。
最後にみゆきさんの言葉を、
「私は自分の声を聞きたくてならないのです。自分が生きているのかどうかを確かめなければ
怖くてしかたがないのです。
私は今、私の声を、詞に、曲に、歌にして、果てしのないあなたへ向かって投げ上げます。
ちっとも完全じゃないけれど、けっして嘘じゃない私の声として。」
(愛が好きです)
他の方の評価が低かったので驚きました。
私が☆☆☆☆☆をつけたいアルバムのうちのひとつだったので。
(ほかには、「臨月」「グッバイガール」「私の声が聞こえますか」などなど)
ほかのアーティストでもそうですが、2枚目のアルバムは才能が開花する時なので「当たり」が多いです。
遊び心も感じられる構成で、ファン以外の人にも聴いてほしい一枚と思う。
ちなみに私のお気にいりは「1」「4」「5」「7」「8」「10」♪
デビュー2枚目の作品。デビューアルバムと同じく、サウンドがレコード会社のお仕着せの感じがし、今となってはあまりに古くさい。まだまだみゆきさんの歌も若く堅く、全曲を通して聴くにはかなり辛い。「雨が空を捨てる日は」「彼女の生き方」「流浪の詩」「忘れられるものならば」など、とてもいい内容の歌があることもたしかで、彼女のルーツをかいま見られる。先行シングル「夜風の中から」はアルバムバージョン。「トラックに乗せて」「真直な線」などは、ちょっと今聴くには厳しい。
これからみゆきさんのファンになろうとする人は、このアルバムは最後の方に買うといいだろうし、この際持ってなくてもいいかも。
デビューしてから2枚目のアルバム。
さまざまなジャンルの曲を取り入れてあるので飽きない。
私が好きなのは「雨が空を捨てる日は」「冬を待つ季節」「真直な線」など。
この頃からすでに詞を大切にしているのがよく解る。